2008年5月号 | 西武池袋線・西武新宿線・練馬区の賃貸はハウステーションネットワーク

2008年5月 建物、お部屋の色使いで変わる入居者層。

『練馬区に天然記念物』樹齢推定900年

白山神社は練馬宿の氏神で平安時代に建てられ、1083年に源義家が奥州に下る時、戦勝を祈願してケヤキの苗を奉納したと伝えられている。
かつては神社を取り囲んでいたケヤキも、いまは2本のみが残っている。
神社に登る階段の上と下に1本づつケヤキがあり、階段下のケヤキは幹周8m、樹高19mで平成8年に国の天然記念物に指定されている。

また、階段の上には幹周7.2m、樹高14mで昭和15年に国の天然記念物に指定された木がある。
この木は天然記念物指定時には幹周が10mあった。
環境省のリストで幹周10mで都第一のケヤキとされているのはこの木のかつての姿である。
環境省の調査時には実測をせずに、記録にある通りの幹周10mとし、
大きい方の階段下のケヤキがそれとして登録されてしまったらしい。

したがって、現在の幹周り都第1位のケヤキは「矢島稲荷の大ケヤキ」になっている。
西武池袋線練馬駅前に見える区立文化センターの西側の道を北に、
南町小学校で突き当たった所を西に200m程行くと白山神社の石の鳥居がある。
練馬駅から徒歩7分、豊島園からなら徒歩5分。
お時間のある時に散歩がてらご覧になって見ては如何でしょうか。


(白山神社のケヤキの現在の幹周等のデータは練馬区のホームページによる。)


『外観の色づかいで物件の印象は異なる』
物件の老朽化で空室になり、なんとかしなければとお考えなのであれば、
賃貸住宅のリフォームは入居者を意識したリフォームを心がけれることがポイントになります。
個人住宅のリフォームとは違い、あくまでも入居者に喜んでもらえる物件にする事です。
入居のときにひと目で気に入るかどうかなのです。
物件の第一印象で好感をあたえることができるのか。
概観の見た目が重要となります。物件の外観にどんな色使いをするかで、
印象がまったく変わってしまうのです。
カラーコーディネートは物件全体の雰囲気を決定し第一印象で入居を決める重要な要素なのです。

色の活用はコストをかけずに入居者の第一印象を引き上げる事ができたり、物件を新しいイメージにして入居者のライフスタイルの提案をしていくなど、空室対策の工夫ができます。
立地、日当たりなどが同じ条件の物件なら、カラーコーディネートが採用されており、差別化が図れている方が成約率が上がることは言うまでもありません。
では、実際にどのような効果があるのか実例で紹介しましょう。

『男性好む青をワンポイントに』
1年間、空室だったアパートの1室の事例です。
立地は駅に近く良いのですが、出窓1階、真っ白な壁紙にリフォーム済みのまったく特徴のない部屋でした。
入居者を決める為にリノベーションが必要でした。
すでにリフォーム済みなので、ターゲットは男性の好むスカイブルーを収納扉の1箇所に採用。
部屋にスポーティーさを加え、1年間決まらなかった部屋の入居がリノベーション後すぐに決まりました。
築年数の経っている中古物件などに有効な方法として、
色で一点のインパクトをつけるなど、私たちの心理や生理を刺激して、
「こんな物件は、ほかにない」という印象を持たれることも可能なのです。

『上品な色使いで優良な入居者を狙う』
築年数15年ほどのリフォームを依頼されたケースです。
もともと白色の外壁の塗り替えだったのですが、工務店の色提案はブルーと黄色を塗り分けたものでした。
オーナー自信はどんな色でも「入居者が決まればいい」とのことでしたが、さすがにその色の提案に躊躇していました。
カラーコーディネイトはやみくもに派手な色使いと上品でやさしい色使いの物件とでは好む入居者層がまったく異なります。
客層が良ければ契約後の入居者との関係も良好に行くはずです。
カラーコーディネイトを考える際、入居者やその物件にかかわるすべてのインパクトをつけるなど、私たちの心理や生理を刺激して、「こんな物件は、ほかにないという印象を持たれることも可能なのです。
カラーコーディネイトを考える際、入居者やその物件にかかわるすべての人が心豊かに幸せになる事を願って行う事が、基本だと思っています。

家主と地主より


所見
色のセンスは、人により好みが分かれるものです。
白、赤、黒、グレーとさまざまな色がございます。
建物外観、室内のカラーコーディネイトも非常に重要です。
入居者が喜んで頂く事の出来る、色使いを行い、外壁、内装リフォーム工事をされた方が、入居者満足度が高まり、入居率も上がるものと思います。